高見ゆき日記
2007.02.09 Fri「ワンキャラオンリー」の意味。その4
今日もグルーディオで買い取り露店をしていました。



で、火曜日からの続き。

3日間に渡って、あれこれ書いてきましたけども、「価値観」っていうのがどんなもの?って言うことを、もう少し具体的な話として書いてみようかな、と思います。



「初めて行く場所は、自分たちの力で行きたいね。」
そんなことを話したこともありました。

当時は、まだ二次転職をするかしないか、の頃で、まだまだ、グルーディオを活動拠点にしている頃で、ギランにもあんまり行く機会がないような頃の話です。
すでにレベルが高くなってた友達なんかもいて、当時は、真っ赤なモンスの巣窟だった、DVの奥の方だったり、巨人だったり、国立墓地だったり、って感じで、あちこちに連れて行ってもらったことがありました。

もちろん、連れて行ってもらうのはすごく嬉しくはあったんですけど、でも、それでは、半分くらいしか楽しめなかったんですよね。

何で、って、連れて行ってもらっているだけだったから。

やっぱり、自分の足で歩いて、自分の力で切り開いてこそ、冒険なんですよね。
みんな初めての場所に乗り込んで行くときなんか、「ここの敵、真っ赤だね。」「私たち 4人で大丈夫なんでしょうか?」「大丈夫。猫さんのエンチャがあるから。」「いざとなったらにじさんが盾になってくれるよ。w」なんてことを言いながら、ドキドキしながら、わくわくしながら、いろんな無謀なこともしてました。



昔、猫さん、よりさんと一緒に、パルチザンのアジトにいた「レイドボス Lv30」っていうレイドボスに突っ込んでいったこともありました。(2005/05/14(土)の日記参照。当時は、名前にレベル表示がされていましたね。)
そのころは、レイドボスって言うのがなんなのか、よく分かっていなくて、「Lv30だし、3人いれば何とかなるんじゃない?」なんてことを言っていたことを覚えています。
攻撃してもしても HPは減らないし、「何で HP減らないの?バグなんじゃ??」なんてことも言ってましたね。

今となってはいい笑い話なんですけども、そうやって、いろんなことを経験することが、想い出になるんだろうなあ。って思うんですよね。

今、レベル高い方もいっぱいいるので、聞けば答えてくださいますし、いろんなことをアドバイスしてくださいます。もちろん、私も、よかれと思って、いろんなことをしゃべっちゃってます。


でも、それって、ホントによかったのかな、って思うことも多いんですよね。
自分でいろんなことを経験して、想い出になるようなことを経験するチャンスを奪ってしまってるのかもしれないなぁ。なんてことを思ったりもするんですよね。


情報がありすぎること。それがホントにいいことなのか。って。

装備の情報も、狩り場の情報も、クエの進め方も、みんな教えてもらえる。
クエなんて、NPCがいる場所も地図を見ればすぐに分かるし、ご丁寧に、矢印まででるし。クエをやるのに、それしか見てなかったりして、ストーリーなんてちゃんと読んでなかったり。
この NPCってどこにいるんだろう。このモンスって、どこにいるんだろう。この場所ってどこ??なんて言いながら、あちこちウロウロして、道に迷ったり、ヘンな場所にでてしまったり。キレイな景色の場所を見つけたり。
そんな楽しみがなくなっちゃってるんですよね。

便利にはなりましたけど、楽しみが減っちゃったような気がするんですよね。


公式掲示板では、「リネって、レベリングだけのゲーム。」なんてことを時々見かけますけども、システムが便利になった分だけ、「遊び」の部分が減っていってるんだろうなぁ。って。

知らなかったものを知る楽しさ。
新しく発見する楽しさ。

それこそが冒険なんじゃないかな。って。

だから、新しく入ってきてくださる方から、その楽しさを奪っちゃいけないんじゃないかな、って思うんですよね。




その昔、にじさんとこんなことを話をしたこともありました。
私たちが二次転職のクエをやっている頃なので、かれこれ、2年弱くらい前の話しになるんでしょうね。

にじさん曰く。
転クエの時、猫たんと一緒に初期村に行ったんだけど、そこで、「xxxシールドを、80Ka で売ってください。」ってシャウトしてる人がいたんだよ。
初期村は、もうすでに過疎化が進んでいて、誰もいないから、シャウトしてもそれに答えてくれる人はいなくて、ずーっとシャウトしてたんだよね。

xxxシールドって、店売りで 100K位だから、僕がお店で買ってあげて、それを売ってあげてもいいかな、とも思ったんだ。

だけど、それをしてあげるってことがホントに彼のためになってるのかな。って思ったんだ。
僕はいいことをした、って気持ちにもなるし、彼もそのときは嬉しい、って思うかもしれない。

でもそれって、僕にとっては自己満足なんじゃないかな。彼が装備を選ぶっていう楽しみだったり、その装備を目指してもうちょっとがんばろう、っていう気持ちだったり、って言うことを減らしてしまってるんじゃないかな。
だから、「がんばってね」って、話しかけて励ましてあげたけど、買ってあげるのは止めたんだ。

って。


これを聞いて、さすがにじさん。そんなことを思った記憶があります。
私も、その考え方にはものすごく賛成で、何でもしてあげることが「いいこと」とは限らない。って思うんですよね。


ただ、現状では、今となっては、初期村で PTを組む相手がいるはずもなく、初心者エンチャや、アカデミーなどがあり、初期村近くや、グルーディン、グルーディオの近くでは、世界観を楽しむ、と言っても、誰もいない中で、一人でぽつんと。そんな状態で、私たちがいた頃のように楽しめるのかな。っていう疑問はありますけどね。
二次転職くらいまでは、結構一気にあがっちゃいますからね。

それでも、初めて足を踏み入れる場所でドキドキしたり、今までいった行ったことがない場所に行ってみるときのわくわく感は、大事なんじゃないかな。って。

一人じゃダメなら、近くにいる方に声をかけて、一緒に行きましょう。って、誘って一緒に。とか。



今日の文章は、なんだかよく分からないことを書いているような気がしますね。^^;;;

※ここの日付は、寝るまでをその日、って事にしてます。つまりは、「12月31日27時」も「31日」です、って感じで。